ボールペンのインクがなくなり、物が書けないと心配していた時に煙草を吸いたくなったので庭に行った。
いつものとこで吸っていると、ふと目線の先に小さい芋虫が降りてきていた。
見えない糸でゆるやかに、すいすいと落ちてきている。
丁度真上には、梅の木があり枝から地上へ向おうと糸を出して移動しているのだ。
そこを目撃した。
目撃されてしまった。
とっさに何を思ったのか、火が点いている先端を落ちてきている芋虫の真下へ伸ばしてみた。
すると、ゆるやかに落ちてきていた芋虫が止まった。
そして、左右へぶらんぶらんと振り子のように動き何かを察知したみたいだった。
別の居場所を探すための経路に熱があるとは!
黒焦げになってしまう。
自分は、どうなるのか興味本位で行っただけであり、いじわるしようとは考えていない。
だが、された方はたまったものじゃない!
とっさに、煙草を引っ込めた。
すると、するりとゆるやかにまた、降りていった。
何事もなくて良かった?
何度かまた、煙草を吸いその場を後にした。
芋虫の行方は、何も知らなかった。
自分は、切らしているボールペンの方が心配であった。
2026年8月21日 牛島好英(jimayosh)