まだ、夜は明けぬ午前3時に目が覚めてしまった。
不安を感じていたからだ。
汗で湿って何言えぬ感触の寝巻を着替え外へと出た。
辺りは、暗く庭のライトが点灯した。
私の影が倉庫へ向かうと置いてある煙草を手に取った。
軒下に腰をおろし火をつけて吸った。
目の前は、暗かった。
煙草の火だけが光っており左右に動いた。
吐いた煙は感じることができた。
暗い中に白い姿がゆらゆらと真上に上がった。
風は吹いていなかった。
ふと煙草の先端を眺めた。
ついた火が少しずつ染まっていく、命が少しずつ消えていく。
煙草は、吸い終えるまで早かった。
もう消えた。
吸い終わった。
悩むのには時間がかかるが、結果はあっという間に分かる。
吸うまでに時間がかかっても、早く吸い終わる。
徐々に目が慣れてきた。
現実が押し寄せた。
2026年8月18日 牛島好英(jimayosh)